膝蓋腱炎は膝の皿の下側に痛みや腫れが生じる病気で、初期は膝蓋骨の下に違和感を感じる程度ですが、徐々に膝の痛みが増し腫れやさわっただけでも痛みを感じ、なにもしない時でも痛みが生じるようになります。
膝蓋腱炎は、膝蓋腱が負担の蓄積などによって損傷し、炎症を起こしたものですが、大抵は軽度のものがほとんどですが、重傷になると腱が完全に切れてしまう膝蓋腱断裂が生じることもあります。
膝蓋腱炎は、膝の使いすぎによって起こるスポーツ障害の一つで、ジャンプをする跳躍競技やボールを蹴るようなスポーツに多く発生するのが特徴です。
10代~20歳くれいの年齢に多くみられ、特に骨の成長が一段落する男性や背の高い人に多くみられます。
間違った方法での筋トレは危険!
また間違った筋トレによって、膝の痛みをよけいに治りにくくしてしまう可能性があります。
よく膝の痛みをとるために、筋トレをすすめられることがありますが、実際は一生懸命筋トレをしても、かえって悪化させてしまうことがよくあります。
膝の痛みは、膝周りの筋肉が固くなって起こることが多く、固くなった筋肉は血流が悪くなり、酸欠になってしまいます。
一般的なトレーニングは、筋肉に疲労をため込み固くさせることが多いので、疲れた筋肉に筋トレを行うことは逆効果です。そのためストレッチで筋肉の緊張を解き痛みを取るトレーニングを行うことをおすすめします。
ストレッチは筋肉の疲労をとり、柔らかくするのに非常に効果的です。ただ痛みがある時にストレッチを無理矢理行うと、余計に筋肉が固くなることが多いので、痛みがないときに気持ちよい程度の強さで行うことが大切です。
また膝の内側が痛いときには、内側側副靱帯損傷の可能性があります。この病気はもっとも頻度の高い膝のけがで膝の内側が伸ばされた時に起こります。
スポーツなどで急に膝をひねってしまい痛めることが多いのが特徴です。炎症を起こして痛みを発症している状態なので、トレーニングを中止し休息をとることが大切です。